いがらし朝青|もっと。よくなる。千代田。 | 【第3回】いがらし朝青物語
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【第3回】いがらし朝青物語

【第3回】いがらし朝青物語

作家 小松成美さんとの対談

2017年千代田に起つ男、41歳いがらし朝青(あさお)に、希代のインタビューの名手であり作家の小松成美さんが迫る「いがらし朝青物語」 今回は第3回「コーチ朝青と政治」です。
(写真: 阿部拓歩、文章: 小出雄太)

第3回 コーチ朝青と政治

 \第2回までのあらすじ/(第2回はこちら

東大生Jリーガーを目指し東大に合格するもJリーガーの夢が敗れ大きな挫折を味わう。世界に視野を広げた平和教育のボランティアを通じて挫折を乗り越え社会人になった朝青が出会ったのはコーチングでした。

 

\コーチングとは何か?/

小松:社会人になられて転職を経験されていますね。

朝青:はい、実は学生時代の平和教育ボランティアで国籍を超えたチーム運営技術としてコーチングのセミナーを受けていましたが、よく理解できませんでした。しかし、社会人として仕事を始め、上司と部下の関係で生産性が大きく変わることに気付いてからコーチングの必要性を痛感しました。そんな時に講師の方と再会する機会があり、ご縁があって転職しました。

小松:最近ではスポーツのみならず企業でもよく聞くようになりましたが、コーチングとは何か教えていただけますか。

朝青:師と仰ぐ代表に秘書として仕えながらコーチングを学び、実践してきました。コーチングとは一言で言うとリーダーをつくることです。組織にはトップ以外に、ミドル、ベテラン、若手など様々なリーダーが必要です。それぞれの組織にどんなリーダーが何人必要で、どう育てていくかを一緒になって考え、取り組んでいきます。

小松:コンサルティングのような仕事ですか。

朝青:コンサルタントは持っている知識・知恵を与え、知識格差でお金をもらう仕事です。コーチは問います。問いかけて、問いかけて、お客様自らの力で自身が持つリソースを明らかにしてもらい、次のステップをどうするか選んでもらうプロセスを踏みます。コーチングの方が探索的です。答えのない問いを解いていくので価値が見えにくく伝えづらい部分があります。しかし、とても意義がありお客様に大変喜んでいただける仕事です。

小松:お聞きしていると企業や組織になくてはならない役割のように思います。

朝青:エグゼクティブコーチといって、組織のトップを対象とすることもあります。例えば、Jリーグのヴィッセル神戸のコーチングパートナーも務めました。

小松:朝青さんは何社くらいお仕事されているのですか。

朝青:10年ほどで約200社のプロジェクトに携わってきました。


弟の現つくば市長・立青氏もコーチ。


\朝青、成美さんをコーチング!/

小松:コーチングって人を導く素敵なお仕事ですね。私もお願いすることはできますか。

朝青:もちろんです。今、私は成美さんにインタビューを受けていますが、コーチングをする場合は逆に私から質問をします。どんな質問をするか考える瞬間が実は最も楽しくワクワクします。

小松:ぜひ、朝青さんから質問してほしいです。

朝青:それでは、ひとつお聞きしてもよろしいでしょうか。成美さんはこれからどんな人になりたいと思っていますか。

小松:おかげさまでこれまでたくさんの本を書かせていただき、多くの方にお読みいただいてきました。でも、まだまだ伝えたいことは無限大にあって、、、(以下、作家像について胸に秘めた想いや創作についての不安を語る)

朝青:なるほど。秘密はお守りしますのでご安心くださいね。本来のコーチングなら今ここで次々に質問を重ねていくのですが、それは別に時間を取って。

小松:おー、これがコーチング! はい、ぜひお願いします。

朝青:コーチングではその人の職業や生き方における悩みや不安について、質問を通じて明らかにし、次のステップを一緒に考えていきます。人はそれぞれ物語を持ち、その中で生きています。コーチはその人が目標を達成するために物語に関わることができる唯一の存在です。先ほどの質問で、成美さんの物語に私が少し関わりましたが、その逆もあると思います。

 

小松:人生の物語と物語が交錯する場面に立ち会える、とてもすてきなお仕事ですね。

朝青:はい。物語がその人の目標に向かって変わっていくのを見届けられるのがコーチングの醍醐味です。

 

 


\コーチングが対象とするのは/

小松:コーチングの考え方や技術の対象は、企業などの組織やエグゼクティブだけにとどまりませんね。

朝青:はい。例えばまちの人々の不安や悩みを聞き、未来を共に創りあげるために何を進めればよいかを一緒に考えることができます。

小松:平和教育のボランティアを通じて、社会に対して何ができるかを考えてきた経験が役に立ちますね。

朝青:そうですね。徹底して自分に向き合った東大生Jリーガーの夢が破れた後は、周囲や社会に対してどんな影響を与えられるのか、ずっと考え続けてきました。そして今、政治の世界に我が身を捧げたいと考えています。政治家になりたいというわけではなく、私が経験してきた「スポーツ」「平和教育」「国際感覚」などの領域と、培ってきた「コーチング」の技術が最も活かされるのが政治の世界だと考えたからです。
平和教育のボランティアでは、国を超えた子どもたちに寄り添い。展示会のビジネスではクライアント企業に寄り添い、コーチングのビジネスではエグゼクティブや組織に寄り添ってきました。今度は地域の人たちに寄り添って頼っていただける存在になりたいと考えています。

コーチングを通じて様々な人々の物語に関わってきた朝青。ついに政治の世界へ。次回は「目指すは千代田区のコーチ」と題して、いがらし朝青の千代田区政への想いに迫ります。

(第4回へ続く)

小松成美(こまつ なるみ)

真摯な取材、磨き抜かれた文章で、数多くの人物ルポルタージュ、スポーツノンフィクション、インタビュー、エッセイ・コラム、小説を執筆するノンフィクション作家。主な作品に、『中田英寿 鼓動』『イチロー・オン・イチロー』『勘三郎、荒ぶる』『YOSHIKI/佳樹』『全身女優 森光子』『熱狂宣言』『五郎丸日記』『それってキセキ GReeeeNの物語』などがある。

 

いがらし朝青(あさお)

1975年生まれ。千代田区在住。かに座。O型。東京大学法学部政治学科卒業。広告会社を経て2005年より千代田区の会社に勤務。趣味はサッカーとテニスとアカペラ。毎日の区内の移動はほぼ自転車です!弟の立青(たつお)は現つくば市長。